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桑原裕子(KAKUTA)

Author:桑原裕子(KAKUTA)
愛を乞う人、乞わぬ人。
とりあえず、デエトに出かけなさい。

◎バラ吐露外伝によるデエトの心得◎
その1:デエトは素敵男子に限るべし
その2:デエトは割り勘にすべし
その3:デエトの日時指定は任せるべし
その4:デエトの場所設定も任せるべし
その5:デエトは本気で舞い上がるべし

少々の開き直りと 大いなる勘違い
消せないブス根性と 果てなき乙女心
そしてラブ……
デートに要するパーツは揃った
欲深き女のデートリポーツ
バラコ胸中吐露部屋外伝!


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葛西臨海公園はドリル氏がかつて様々なガールフレンドたちと連れ立ちデエトした思い出の場所だそう。
え、でも同じ場所に別の女のコと何度も行くのってちょっと微妙じゃない?
私が率直な意見を述べると、合理性を重んじるお答えが帰ってきた。

ドリル 「この歳になると新しい所行って右往左往みたいなのがイヤなんだよ。例えば新しい場所だと、ここで何時間つぶせんのかなーとかわかんないでしょ。知らない土地とか俺、怖くなっちゃうから
……。
まあ私もどちらかといえば、知らない土地に行くと地理感覚が掴めぬまま狭い範囲をグルグルまわって疲れて終わり、みたいなことによくなるんで、わからなくもないですがね。

ドリル 「それに別に同じ所行ったって行く人が違うんだから、その都度、違う見え方になるでしょ。」
……。
そう言われると、そこそこ納得してしまいます。
そうね、私たちにとっては初デート。気にすることなんて、ない、ない!

ドリル 「見えるんだよ…水族館のあちこちに昔の俺の幻影がさ。」
ああ、うん…。

ドリル 「んで、その横に昔の女がさ。」
やだよそれ。
っていうかこの電車、葛西臨海公園駅通過しちゃいましたけど。

ドリル 「あ、ウン、通過儀式だから。」
なんのこっちゃ。

というわけでうっかり快速に乗ってしまった私たちは葛西を通り過ぎ舞浜へ到着。ウキウキと夢の国へ向かっていくカップルたちを横目に、引き返す各駅停車を待ちながら、ドリル氏に葛西臨海公園の魅力について聞きました。

ドリル 「水族館の周りとかね、ほんと別に何もないの。
ああ。そう言うところを二人でブラブラするのとかって楽しいですよね。

ドリル 「いや女のコってそう言うけど、実際そんな面白くないよ。」
もっと良いこと言ってくださいよ。
そうだなあ。あ、そうだ、あそこには確か大きい観覧車もありますよね!!

ドリル 「一度も乗ったことねえな。
お乗りなさいよ。

水族館というのは、静かでムードがあり、ネズミ踊るあの夢の国ほどではないにしろ、人気上位のデートスポットである。
動物園とどちらが良いか好みが分かれるところではあるが、ドリル氏に言わせるならば…。

ドリル 「動物園とかいいんだけどさー、どうしても狭いとこ閉じこめられてるなっていう感じがしちゃうじゃん。シロクマが氷を模したコンクリートに寝かされてるねっていう感じの。水族館はその点、まだ開放感があるって言うか、気楽な気持ちで魚うまそうだねみたいな会話も出来ちゃうでしょ。」
なるほど、なるほど。
破壊男ドリル氏のイメージからは意外な、ヒューマニストなご意見です。
魚うまそうだねは別にしても



うまそう…?

ドリル 「それに動物園はひとつひとつちゃんと見なきゃって感じがあるけど、水族館だと別に関係ない話しながら歩いてて、途中で魚見たりしてもいいわけでしょ。背景的な?BGみたいな感覚で。」
だって女は水族館が好きだとよく言うけど、実際魚自体が好きなわけじゃないでしょ、と続けるドリル氏。ようはあの水族館のムードが好きなんだろう、と。

ドリル 「だって別にうちに帰って“またあの魚に会いたい”とか思わないでしょ?そんなの思うの、さかなくん(@吉本工業)くらいでしょ。」
さかなくんも思うかどうかは。
でもまあたしかに、魚も含め、あの薄暗さとか、神秘的な青の世界が広がる水族館の独特な雰囲気に惹かれるのでしょうね。
暗さに紛れてイチャイチャできそうだし。と、ヨコシマなことを思ったり。
そんなことを語らいつつ、ドリル氏の恋愛遍歴に話が及び始めたところでいよいよ葛西に到着です。

お!!


観覧車ありますね!大きい!!ドリル氏も、曇り空のした少々無理矢理感のある笑顔で大観覧車を扇ぎます。

ドリル  「コレできたときは一応、日本一大きい観覧車ってふれこみだったみたいなんだけど、出来てすぐ更に大きいのができちゃったらしいんだよね。」
何か切ないッスね…。
と、ともあれ、アレに乗りましょうよ!!そうだなあ、本日のデートのクライマックスってことでどうかしら。水族館に観覧車。これはかなり、スタンダードデートな感じ!



ドリル 「ちょっとまず、コーヒー飲まない」
あ、はい。

コーヒーとココアで先に一休み。先ほどまで話していたドリル氏の恋愛観に話が戻りました。
なにやら、先ほどから話を聞いていると少々めんどくさがり、合理主義の印象があるドリル氏ですが、デートするならどんな女性がいいですか?

ドリル 「まあ俺もあまり自分でこうしたいああしたいって言う方じゃないんで、できればしたいこととか食べたいものとか自分から言ってくれる女の人がいいね。『何食べたい?』『かつどーん!』って2秒くらいで答えるみたいな。」
そんな子いいか?
午後から晴れるとの天気予報にもかかわらず、一向に太陽が現れない空をバックに、それからもドリル氏による驚愕の恋愛話は繰り広げられました。



ドリル 「え、ちょっとこれ全部載せないでしょ?」
載せたくとも載せられないッスワ…。

◇◆◇


ドリル氏からひとしきり軽くひとでなしな感じの恋愛論を賜り、いよいよ葛西臨海公園へ突入です。

すいませーん、写真撮ってください♪
パシャリ!


入り口の前で、近くにいたお客さんに頼んでラブラブショット。(やらせ)

強引に盛り上がる私に対し、明らかにのりきれてないドリルさん。
両手持てあまして前でくんじゃってるし、目つぶっちゃってるしで、どうにもこうにもお寺の坊さんのような無常観ただよう残念ショット。
ついでに私のファッションも微妙ダネ☆
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コメント

わはは

とっても面白いですねぇ。
1回目にコメントをする前に更新で2回目。
ドリルさん、舞台の迫力さながらに渋いいい男の味が
出てますね。こりゃもてるわ。

こめんとありがとうご

ワア、ご来訪ありがとうございます。
是非とも続けて読んで頂き、小娘に大人のご意見を下さいませ。
ドリルさん、モテる感じがしますよ、ええ。

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